お客様の要望に「できません」とは言いません。
「やってみましょう」 お客様と共に「いいもの」をつくりたい。
常に情熱と向上心を持って真摯に取り組んでいます。
お客様の要望に応じて、めっきの種類や膜厚を調整し、最適な表面処理を提案します。
緊急な依頼にも柔軟に対応し、短納期での加工を実現（最短2.5時間の実績があります）
対応力：量産はもちろん、試作や1つでも対応可能です。
長年培った幅広い種類のめっき技術を駆使し、協力工場様との繋がりによって様々な産業分野の製品に対応しています。
こだわり：お客様の期待に応える確かな品質と表面処理の美しさを追求し、お預かりした製品を丁寧に扱い整理整頓が出来ていると評価されています。
自社の排水処理施設を完備し、環境負荷の軽減に努めています。
これらの強みを活かし、笹川メッキは常にお客様の期待を超える表面処理ソリューションを提供し続けています。
クロムめっきは銀色に美しい青白色光沢を放つ金属で、硬度が非常に高く、表面に透明な酸化膜を形成するため、その酸化膜がバリア機能を果たし、防錆能力に優れています。
さらに美しいだけでなく、耐食性・耐熱性・耐摩耗性などにも優れているので、その特性を生かした「工業用途」としても広く利用されています。
自動車部品や家電の外装・水栓金具や雑貨・アクセサリーなど、クロムメッキの持つ美しい装飾性と耐久性の両方が兼ね備われためっきです。
フランジ・エンジン部品・シャフト・ドライバーなどといった、衝撃・打撃に強く耐久性を求められる重要な部品に用いられているめっきです。
★エレベーター式全自動メッキラインで量産、短納期に対応！
当社のクロムめっきは下地にニッケルを使用するニッケル-クロムめっきになります。
一般的に装飾クロムと呼ばれており、耐食性能が高く、深みのある光沢が特徴です。
前処理、めっき、後処理・乾燥工程を自動めっき装置で一貫生産しますので、安定した品質で量産が可能です。
最短2.5時間での納品実績もありますので、急なご依頼、短納期にも柔軟に対応いたします。
★量産にも、小ロットにも対応できる多種多様な治具を保有
治具の設計は、クロムめっきの品質に大きく影響します。
基本的には当社が保有する50種類以上の汎用治具の中から、製品の形状やめっき膜厚などの条件を考慮し、適切な治具を選定します。
汎用治具を豊富に保有することで、新たに治具を製作する場合と比べ、初期費用も納期もかかりません。
とは言え、製品によっては専用治具が必要になる場合も少なくありません。
専用治具の製作についても、お客様のご要望に合わせ、長年の経験からスピーディーに対応いたします。
★耐食性の高いダブルニッケル
当社のクロムめっきの下地には、半光沢ニッケル／光沢ニッケルのダブルニッケルめっきを採用しています。
多層ニッケルめっきを下地に採用することで、耐食性が向上します。
また応力の小さい半光沢ニッケル層を入れることで、めっきが剥離しにくくなります。
★「めっき不良の八割は前処理」だから当社は前処理にこだわります！
密着が良く、均一な光沢を有するめっきをするには、めっき前の洗浄工程がとても重要です。
当社のクロムめっきラインは、それぞれ役割の異なる強力な電解洗浄を４工程で実施します。
| ①電解脱脂（＋） | 高温の脱脂洗浄液に製品を浸漬し、（＋）電解することで油などを除去します。 |
|---|---|
| ②硫酸電解（－） | 硫酸を主成分とした洗浄液に製品を浸漬し、（－）電解することで酸化物を除去します。 |
| ③電解洗浄（－） | 陰極電解により水素ガスが発生する作用で効果的に脱脂ができます。 |
| ④電解洗浄（＋） | 銅系の素材には適していませんが、鉄素材に対してはスマット除去の効果があります。 |
上記工程でも除去しきれない油分、素材の黒皮や溶接焼けなどの酸化物がある場合は、さらに事前に予備的な脱脂や酸洗を行い、完璧な洗浄を実施します。
また、物理的な研磨等の処理が必要な場合は、バフ研磨・バレル研磨を実施します。
ニッケルめっきは美しい黄白色光沢を放つ金属で、硬度が高く、表面に透明な酸化膜を形成するため、その酸化膜がバリア機能を果たし、防錆能力に優れています。 装飾や防錆などの目的で様々な部品に使われています。 耐熱性、耐食性、導電性にも優れており、電子部品や精密機器部品にも使用されます。
ニッケル（ラック）と同じめっきですが、こちらは、大量の小型部品を効率的にめっきを施すことが可能です。 ラック式と違い、バレルめっきは単価が安くなります。 耐食性と導電性の向上に効果があり、ねじ・ボルト・ナットなどの締結部品、スプリング・ワッシャーなどの機械部品、電子部品など広く使われています。
セミクロムめっきは、クロムめっきに似た色合いを出し、安価で加工できます。 耐摩耗性と耐食性に優れています。 光反射性や熱反射性に優れているため、電気器具や水道蛇口にも使われます。 めっきの付きまわりが良く均一電着性に優れているので、クロームめっきに比べてどの形状でも綺麗にめっきが付きます。
化成処理とは、表面処理の形式の一つで金属を水溶液に浸漬することで化学反応を起こし、表面を錆に強く、塗料の密着性を上げるために元の素材とは違った皮膜を形成させる処理です。
金属表面に黒色の四酸化三鉄被膜を形成させ錆を防ぐ方法です。 ～高精度の部品に最適～ 化学処理で均一な薄い保護皮膜を形成・寸法精度の変化が少ないので高精度の部品にも適しています。 ～剥がれません～ 通常のめっきなどとは違い、素材表面の酸化反応を利用した表面処理なので剥がれることはありません。
一般的にはパーカー処理・リン酸塩皮膜処理と呼ばれることが多いですが、リン酸塩の溶液の違いにより4種類（リン酸亜鉛・リン酸マンガン・リン酸カルシウム・リン酸鉄）の処理があります。笹川メッキでは、リン酸亜鉛処理を行っています。 リン酸亜鉛処理 ～耐食性に優れています～ 様々な環境で発生する錆を防ぎ、錆の発生を遅らせます。 ～塗装の下地として最適～ 色はグレーで美観は若干劣りますが、パーカーは塗装の密着性が高まり剥がれにくく、塗装の前処理として最適です。
無電解ニッケルめっきは、電気を使用せず化学反応のみのめっきです。 ～均一な膜厚～ 電気を使うめっきとは違い、複雑な形状の部品にも均一な厚さでめっきを施すことが可能で、電気メッキでは出来ない袋穴の内側にもめっきができるため、精密機器部品などに適しています。
酸洗処理とは、金属製品の表面に付着している酸化物や錆などを酸性溶液で除去する化学洗浄処理です。 溶接焼けをとりたい・黒皮を除去したい・めっきの前処理として汚れを落としたいなど。
バレル容器が回転することで、ワークと研磨石が擦れ合って、品物全体を研磨します。 ワークのバリ取り・磨き上げ・スケール除去などを一括で処理できます。 バレルで大量の研磨加工が行えるため効率がよく、品質にムラが出にくいです。
めっき剥離とは、表面に付着しているめっきを取り除く行為を指します。 めっき剥離は、薬剤で素材をいためてしまうことがあるためデリケートな処理です。 素材の金属の性質と、剥離するめっきの種類に応じて、適切な剥離剤や方法を選ぶことが重要になります。 笹川メッキでは、現在付いているめっきを剥がして別のめっきを付けることも可能です。
